ウェディングプランナーになるには | BHS JOB Station

Columnウェディングプランナーになるには

ウェディング、結婚式というのは、人生の中でも特に華々しいイベントですよね。 ウェディングプランナーは、様々な人の結婚式を彩り、お手伝いするとても素晴らしい仕事です。 そのイメージは非常に華やかで、就活を控えた学生が憧れる職業としても上位に位置しています。 ここでは、ウェディングプランナーについてお話ししていきます。

ウェディングプランナーになるための方法

まず、これをすれば絶対にウェディングプランナーになれる、といった方法はございません。ウェディングプランナーとして採用になるには、さまざまな要素が必要になります。

〇対人コミュニケーションスキル(明るさ、笑顔、会話力、表現力、見た目の華やかさ など)
〇営業力
〇熱意力

など、ここからはこれらのスキル・要素を磨き、少しでもウェディングプランナーとして採用になる力を身につけられるいくつかの道をお伝えします。

専門学校

ブライダル関係の専門学校では、ブライダル業界への就職を目標にしたカリキュラムが組まれていたり、また、ブライダル企業へのインターンシップなど、実践的な内容も数多く行われている傾向があります。 また、学校独自でのブライダル企業とのパイプもあったりしまして、就職上有利になるケースもあります。

スクール

学校法人でないウェディングプランナーの養成スクールの場合には、すでに社会に出て働いている人を対象に開講している場合が多いです。 そのため、社会人として働きながらウェディングプランナーへの転職を目指す方はもちろん、一般の大学に通っているもののウェディングプランナーとしての就職を視野に入れている学生の方などで通っている方もいます。 短期間で集中して基礎知識を身につけるのが目的で、現在の仕事からの転職を視野に入れたカリキュラムになっています。

一方で、これら、専門学校やスクールを検討する上で注意しなくてならないのは、こうした「学校・スクール」に通うと必ず、ウェディングプランナーへの就職・転職ができる訳ではないことです。採用上一番重要な点は、上記の「コミュニケーションスキル」です。就職・転職活動時に学校に通っていることで評価されるポイントは、その熱意です。自己投資してまでも、ウェディングプランナーをしたい、ブライダルの仕事をしたい、といった熱意は評価されることが多いです。

また、ウェディングプランナーなどの実務スキルは、実際に勤務して実務をしていく中で身についていきます。学校はあくまで、基礎知識を先に習得しておきたい、といったことで通われる面ではお勧めできますが、就職。転職に有利そうだから、だけで通うことはあまりお勧め致しません(もちろん有利になるケースも中にはあります)。

サービス業からウェディングプランナーへの転職

異業種からの就職・転職でウェディングプランナーをしている方もたくさんいます。その多くは、サービス業経験者です。なぜなら、ウェディングプランナーで一番大切なコミュニケーションスキルは、天性で備わっている方も中にはいますが、普段からの接客を繰り返すことで、自然と訓練されて身に付くことも多いからです。その中でも、ウェディングプランナーと同じように、高額商品・サービスなどを取り扱う、または営業マインドも必要なサービス接客職ですとウェディングプランナーとの親和性も高く、より有利になるケースもあります。

ウェディングプランナーの活躍場所

結婚式場

結婚式を専門に取り行っている結婚式場は、ウェディングプランナーの最もオーソドックスな活躍場所です。 ゲストハウスと呼ばれる、邸宅風な結婚式場での婚礼「ハウスウェディング」などが代表例です。式を挙げることを考えている新郎新婦への営業や、成約となった際のプランニング、そして式当日の段取りなど、お客さんとともに時間をかけて最高のウェディングの演出をしていきます。 結婚式場での営業、プランニング、式の段取りなどといった仕事は、その全工程を一人のウェディングプランナーが担当する場合と、数人のウェディングプランナーで分業制で担当する場合があります。

ホテル

ホテルでもたくさんのウェディングプランナーが活躍しています。 ホテルの場合は結婚式に限らず、宿泊や食事など様々な目的を持ったお客様が訪れます。 従いまして、特に学生からの新卒でウェディングプランナーを志望して入社した場合では、初めからウェディングプランナー部門に配属されるとは限らないため、注意が必要です。 プランニングや式の段取りなど、仕事の流れは 結婚式場で働く場合と大きくは変わりませんが、ホテルに勤める場合には館内施設などに関する情報もしっかり把握しておく必要がありますし、ウェディングプランナーになりたい、だけでなく、ホテル自体が大好き、といった要素も必要になってきます。

その他

その他にレストランでのウェディングを主としている会社もあります。お料理重視のお客様などが、レストランウェディングを選択するケースなどがあります。

そもそもウェディングプランナーとは?

仕事内容

ウェディングプランナーの仕事は主に営業(新規接客)、プランニング(企画)、施行(当日の運営)の3つとなっています。

まず初めに行うのが営業。基本的に挙式の開催を考えているお客様は、複数の結婚式場に実際に赴いて比較し、どこの式場でお願いするかを決めます。営業においては、自分の結婚式場のプランや見どころをお客様にプレゼンし、挙式を行う式場として選んでいただくことを目的とします。
営業によって成約となると、いよいよプランニングを行なっていきます。プランニングは結婚式の企画のことで、ウェディングプランナーといえばこのプランニングの仕事のイメージが強いのではないかと思われます。実際に式を取り行うまでの日程やかかる予算、式の規模や雰囲気など、より詳しい部分まで新郎新婦と話し合いながら理想の形を作り上げていきます。
そして結婚式の当日には、通常は「キャプテン」と呼ばれる、婚礼当日のサービス(配膳)などを仕切るプロフェッショナルなスタッフがおり、そのキャプテンとウェディングプランナーが協力し合いながら、タイムスケジュールを管理し、様々なスタッフの動きを確認しながら新郎新婦の動きをガイドしていきます。

その他にも照明や音響、テーブルの配置などにも気を配ります。式が順調に進行するよう、一日中気を張っていなければいけません。 これらの仕事を全て1人のウェディングプランナーが行なっているやり方の会社もあれば、各工程を分業制で行っている会社もあります。各工程どれをとっても大変な仕事ではありますが、だからこそ一組のカップルの結婚式を見届けた際にはこの上ない達成感を得ることのできる仕事でもあります。

勤務状況

ウェディングプランナーは、比較的忙しい仕事であるということはまず理解しておかなければいけません。 営業から結婚式の打ち合わせ、事前準備、当日の段取りなど仕事はいくらでも出てくるため、必然的に多忙な日は多くなります。
企業での勤務の場合、1日の勤務時間は大体7〜8時間ほどですが、お客様からの細かな問い合わせをその都度対応する必要などもあり、残業はある程度多くなります。

また、結婚式の当日には早朝からのスタンバイなどもあります。
勤務時間の厳しさは多少あるものの、シフト制で休日は月に8日ほど取れるのが一般的で、夏期・年末年始の休暇、慶弔休暇なども取ることができる場合が多いです。最近では年間休日日数が120日を超える会社も出てきたり、労働環境の改善に取り組むブライダル企業も増えてきています。
しかし土日祝日は結婚式が入ることが多く、基本的に平日休みがほとんどとなっています。

収入

勤務する会社や業種にもよりますが、ウェディングプランナーの平均年収はおよそ250万〜450万円ほどとなっています。
日本のサラリーマンの平均年収がおよそ420万円であることを考えると、ウェディングプランナーの年収はごく平均的だと言えます。

経験を積んでいくとさらに年収も上がっていくでしょう。 また組織に属するだけでなく、フリーランスで仕事をするという選択肢もあります。フリーランスの収入は完全にキャリアやスキルで決まるため、平均年収をはるかに超える額を稼ぐことも不可能ではありません。

フリーランスのウェディングプランナー

ウェディングプランナーという仕事には、新郎新婦と直接契約を交わしてフリーランスで活躍する方もいます。フリーランスのウェディングプランナーは日本よりも海外で一般的で、新郎新婦の意向を汲んだり、より柔軟なプランニングができるという点で注目されています。

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ウェディングプランナーの資格

全米ブライダルコンサルタント協会(ABC協会)認定資格

欧米のウェディングプランナーが所属している、世界最大規模の全米ブライダルコンサルタント協会(ABC協会)が認定している資格です。

日本ブライダル事業振興会(BIA)認定資格

日本全国で唯一の、ブライダル業全体の実務を網羅する資格で、日本ブライダル事業振興会(BIA)が認定しています。

ウェディングプランナーになるために必要なスキル

コミュニケーション能力

ウェディングプランナーは、お客様の初めての訪問から式の当日まで、新郎新婦と密にコミュニケーションをとりながら結婚式を作り上げていきます。お客さんの意見や要望をしっかり聞き、有意義な提案をしながらプランを立てていく中では、コミュニケーション能力が欠かせないスキルとなります。これは接客スキルとも言え、接客業の経験がある人は特にその経験を強みとして活かせるでしょう。

企画力

ウェディングプランナーの一番の仕事といえば、やはり結婚式のプランニングです。お客さんにとって一生に一度の晴れ舞台を最高のものにできるかどうかは、ウェディングプランナーの企画力に懸かっているのです。より良いアイデアを生み出す企画力、創造力はウェディングプランナーとしての大きな武器になります。

プレゼンテーション能力

ウェディングプランナーの仕事は、初めて式場を見に来るお客さんへの営業から始まります。複数の式場で迷っているお客さんに対して、自分の式場のプランや見どころを魅力的にプレゼンすることができれば、成約率も上がり職場に大きく貢献することができます。 また、成約後にも結婚式に関しての知識や式場の施設に関してのことなど、お客さんに様々な説明をする機会があります。結婚式や式場に関しての知識があまりないお客さんにわかりやすく説明するのも、ウェディングプランナーの仕事です。

ウェディングプランナーに向いている人

ウェディングプランナーの一番のやりがいは、お客様にとって一生に一度の輝かしい時間を提供し、幸せを与えることができるところではないでしょうか。結婚式場には、どのお客さんも本気で最高の結婚式を挙げるために来ています。そういった人たちに対して、いかに想いやり、真摯に向き合い、最高の喜びを提供することができるかというのは、案外スキルではなくウェディングプランナー自身の心持ちに懸かっているのです。 そのため、「相手を喜ばせたいと尽くすことのできる気持ち」はウェディングプランナーの適性としてまず第一に挙げられるものです。 また、勉強熱心な姿勢もウェディングプランナーがスキルアップしていく上でとても大きな強みになります。 基本的に、世の中に同じ内容の結婚式というのはありません。100組のカップルがいれば100通りの結婚式が作り上げられます。ウェディングプランナーはその都度頭をひねり、悩み抜いてそれぞれのお客さんに合ったウェディングを考えるのです。そして一つ一つの仕事から多くを学び、成長していくことができれば、どんどんスキルアップも図ることができるでしょう。 仕事が終わって満足するのではなく、今回のウェディングの経験から何が次に活かせるのかというような、ひたむきな学びの姿勢を持つ人には大いに期待が持てますね。

さらには、ハードな仕事でもありますので、体力面、精神面の強さも必要です。お客様にとっては、人生の中でも特別なイベントで、他サービス業と比べても、お客様のウェディングプランナーへの期待度、依存度もとても高いものがあります。

まとめ

ウェディングプランナーは、たくさんの人の大切な日を彩ることができるとても貴重な仕事です。 様々な職場で働いているウェディングプランナーの皆さんは、大きな誇りと責任を持って仕事をしています。 ぜひ皆さんもウェディングプランナーになるという夢を叶え、素敵な結婚式を作っていきましょう。

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